「もっとザ ジングルズ、そのものを体験したい!」というご希望を頂き、
第2回目の体験セミナーを2011年10月22日に行わせて頂きました。

参加者は、小学5-6年生20名です。前回の体験授業が、どちらかと言うと英会話を主体にしたものだったのに対し、今回は英語発音トレーニングに重点を置きました。しかし、小学校高学年とは言え、大人のように自発的に英語を習いに来るのとは違うわけですから、子供たちがどれだけ発音トレーニングに興味を持ってくれるかが疑問でした。しかし、その疑問は授業が始まるとともに、全くの杞憂であったことがわかりました。


ザ ジングルズは、英語発音矯正のために作られた、特殊なトレーニング文です。文によっては、日本人には大変言いにくい文章もあります。しかし、体験に参加した子供たちは、順を追ってトレーニングするうちに、みるみるネイティブらしい発音を習得していきました。
11-12才の利点である、英語を(眼に頼らず、)耳だけで聞き取れる能力と発音に必要な柔軟な筋肉を生かし、どんどんトレーニングを進める事が出来ました。ポイントは、長い音のつながりを「通じる発音」で言えるようにする事です。先ずは,ネイティブ英語には欠かせない腹筋の使い方とセットの仕方に挑戦!これを行うことで英語に重要な音が連続して出せるようになります。
次に舌を付き出したり、引っ込めたりする動きをつかさどる「あご舌の筋肉」を刺激し、腹筋で支えながら動かしました。これも皆さんすぐに出来ました。英語はとてもリズミカルな言語で、抑揚や音の高低がネイティブ英語には重要な要素です。これは、力を入れるのではなく、逆に抜く事で可能となります。からだの部分で言うと横隔膜を意識することが必要です。発音というと、口の形や舌の位置、高さ等に注目しがちですが、実はこれらはすべて自動的に決まります。「通じる発音」で話すために大切な事は、必要とする音を出すためにからだの必要な部分を連続して、ネットワーク化して使える様になる事です。


日本人レベルから順番にトレーニングし、わずか60分で国際レベルの発音と速度、流暢性を習得したことは、驚くべき成果でした。必要な英語表現さえ覚えれば、今すぐに外国人の中に入って全く問題なくコミュニケーンが取れるレベルです。子供たちの感想も、「難しいと思ったけど、楽しかった!」「英語が好きになった!」「アメリカ人の英語が普通に聞こえる。」「もっとやりたい!」など、とてもザ ジングルズを楽しんで頂けた様です。是非、日本中の中学生の皆さんに同じ喜びを味わって頂けたらと思います。ザ ジングルズをこの年齢期に導入することの意義とそれがもたらす効果と習得力の速さを再認識いたしました。何よりも参加者の皆さんが、英語に興味と自信を持って下さった事が良かったです。今後も、積極的に小中学校に対しての英語発音教育を勧めていきたいと考えています。


日本英語発音協会 サミットエンタープライズ 
エグゼクティブインストラクター 白尾