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学校導入事例

学校導入事例:英語教育対談

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西武台高等学校 英語科教諭 仲丸裕康 × 言語発音学者、スピーチサイエンティスト 一般財団法人日本英語発音協会代表理事 株式会社サミットエンタープライズ代表取締役 Mr. Steve Walker

英語発音のカギは「筋トレ」にあり

仲丸 「ザ ジングルズ」は、実践的な英語力が身につく非常に効果的なプログラムとして、ビジネス界で高い評価を得ています。受講者はどんな方がいらっしゃるのでしょうか。

ウォーカー 教育、科学、ビジネス、芸能芸術、スポーツなど、英語を必要とするさまざまな分野の方がいらっしゃいます。職業は、外資系企業に勤務されている方や英語圏への転勤予定者、留学予定者、プロの通訳の方などが中心ですが、帰国子女が能力維持を目的に受講されるケースもあります。皆さん、受講後は、ネイティブ同様に話せるチカラを身につけて、英語の最前線で活躍されています。アメリカ人に間違われたという人も少なくありません。

仲丸 ところで先生、私の英語運用能力はいかがでしょうか?
(編集注:この対談はすべて英語で行なわれています)

ウォーカー 仲丸先生は、ほぼネイティブに近い音出しができます。どこで習得されたのか興味深いものがあります。「ザ ジングルズ」を受講すれば、さらに磨きがかかると思いますよ(笑)。

仲丸 ありがとうございます(笑)。商社に勤務していた関係で、正確な英語運用能力が不可欠でした。現場で随分鍛えられました。僭越ながら、ウォーカー先生の日本語もなかなかお達者だと思います(笑)。ところで、先ほどの「英語に必要な身体」について、もう少し詳しくお話をお聞かせください。

ウォーカー まず言語的歴史をご理解いただく必要があります。日本語と英語は、約2万年前という遥か昔に、中央アジアのイランあたりで東西に枝分かれした先に生じたと考えられています。それに対し、英語とオランダ語が枝分かれしたのはわずか700 年前です。ですから、オランダ人はわりと簡単に英語のネイティブに近い発音ができます。一方、アジア系言語では、日本語と韓国語が枝分かれした時期は新しいので、日本人が韓国語を習得する際に、英語ほどの苦労はありません。

仲丸 そうすると、英語と日本語は、言語的にはお互いに一番遠く離れて生まれた言語と言えるわけですね。したがって、発音の仕方もまったく異質のものになってしまったということですね。

ウォーカー その通りです。日本語に近い言語からたどっていくと、韓国語、中国語、ヒンズー語、ロシア語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、そしてその先に英語があります。この順番で、日本人にとって発音の難易度が高くなっていきます。

仲丸 発音の難易度、つまり日本人にとって易しい発音と難しい発音というのは、どこに違いがあるのでしょうか。

ウォーカー 発音に使う筋肉が発達しているか、発達していないか、の違いにあります。私たちは「発音発声筋肉」と呼んでいますが、英語の発音には、舌、頬、唇、あごなどの顔の筋肉だけでなく、腹筋、おとがい筋、肋間筋といった全身の筋肉が発達している必要があります。日本語の発音では、そうした筋肉はほとんど使わないので、日本人は発達していないのです。

仲丸 おっしゃることは痛いほどわかります。舌や唇や口の形の動きだけをいくら頭で理解しても、ネイティブのような発音ができないのは、そこに原因があるわけですね。

ウォーカー そうです。「ザ ジングルズ」は、英語と肉体機能の関係や、英語発音と筋肉の関係を科学的に分析し、日本人にとって最も効果的に英会話力が定着するようにシステム化した、発音発声筋肉を発達させるトレーニング・プログラムなのです。