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学校導入事例

学校導入事例:英語教育対談

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西武台高等学校 英語科教諭 仲丸裕康 × 言語発音学者、スピーチサイエンティスト 一般財団法人日本英語発音協会代表理事 株式会社サミットエンタープライズ代表取締役 Mr. Steve Walker

「発音」から高める英語力

仲丸 ネイティブに近い「発音」を肉体的なトレーニングから追求して英語力を向上させるという「ザ ジングルズ」のメソッドは、長年「発音」を軽視してきた日本の英語教育においてとても画期的で、理にかなっています。

ウォーカー 「発音」は語学力のほんの一部であると考えられることが多いのですが、英語と最も離れた日本の英語学習者にとっては非常に重要な要素なのです。ネイティブの発音ができるようになると、リスニング力が確実に向上します。発音発声器官をネイティブと同じように動かすことができるので、相手がそれらをどう動かして話しているのかがわかり、実感として意味が理解できるのです。音が聞き取れないから発音ができないと思われていますが、真実は、発音できない音が聞き取れないのです。

仲丸 「ザ ジングルズ」では、語単位ではなく、音単位でスピーキング力やリスニング力を向上させるトレーニングも行ないます。ネイティブが発する一連の長い音を途切れることなく話せるようになり、同時に、ネイティブの早くて長い英語も聞き取れるようになるわけですね。

ウォーカー おっしゃる通りです。調査によると、全受講者の98%以上がリスニング力の向上を実感しており、英語学習のスピードも通常の3倍程度に上がることがわかっています。日本人にとっては「発音」をネイティブに近づけることが、単なる会話力を身につけるという次元にとどまらず、英語の総合的な運用力を向上させる非常に効果的な方法なのです。

仲丸 新しい中高一貫課程では、中学1年から「ザ ジングルズ」のプログラムに取り組んでいきます。早期からスタートすることで、より大きな効果を期待していますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。

ウォーカー 「ザ ジングルズ」は発音発声筋肉のトレーニングが基本です。スポーツと同じで、筋肉が固くなったり神経系統が衰えはじめる前の、肉体的に柔軟な時期に導入する効果は非常に大きいと思います。通常はネイティブにおいてのみ発達可能な英語の音素(音の最小単位)を発達させることもできます。また、言語学的には、中学生であれば日本語の運動制御能力が完全に発達していますので、それを利用できる利点もあります。

仲丸 ぜひ、大学受験にとどまらずに、生涯役に立つ真のチカラを身につけさせたいですね。

ウォーカー まず英語発音を支える筋力を養成し、その後、ネイティブ素音から流暢性までを発達させていきます。本人の努力が大切ですが、映画が字幕なしで楽しめるようになるのに、そんなに時間はかからないのではないでしょうか。ご期待ください。

仲丸 それは楽しみです。本日はありがとうございました。